カウンセラーの大西さおりです。

話し合いというのはじつは難しいものです。

話し合う、というくらいですから相手の話もしっかり聞き自分の意見もちゃんと伝えなくてはなりません。

近頃では「論破する」という言葉が流行って（？）いるせいで、話し合い＝勝つか負けるかというイメージを持ってしまっている人も多いのかもしれません。

話し合いとは、もちろん勝ち負けではありません。

相手と自分の間で、うまく落としどころを見つけるための作業です。

だからこそ、そのために自分が主張すべきところはしっかり主張しなくてはいけません。

そして同時に相手の話もきちんと聞かなくてはならないのです。

理想をいえば相手が50、自分も50に落ち着くのがベストかもしれません。

ときには相手が30で自分が70かもしれないし、逆に60対40になるかもしれません。

ゼロか100かということはないのです。

いずれにしてもお互いが納得できる答えが得られれば、そこに勝ちも負けもないはずです。