カウンセラーの大西さおりです。

ロボットというと、みなさんはどんなものをイメージするでしょうか。

工場などで作業をする業務用のロボットやアニメなどに出てくる戦うロボットなどかもしれません。

正確でスピードがあったり力が強かったりと、人間ができないことをやってくれるものというのがロボットの役割だったはずです。

ところがいまでは人間が手助けをしなければいけないような「弱いロボット」が活躍しはじめています。

たとえばゴミを発見してそこまでは行けるけれど、ゴミは拾えないというロボット。

ウロウロしてまるで困っているような姿に、周りの人は自然とゴミを捨てるのを手伝ってくれるようになるといいます。

またレストランなどで見る配膳ロボットも、最後は人の手を借りなければいけません。

でもみんな文句をいうことはなく、進んで手伝っています。

ロボットができないことや不完全さ（弱さ）を見せることで、逆に周りの人を動かしてその力を引き出しているのです。

弱さも場合によって強みになる良い例なのではないでしょうか。