カウンセラーの大西さおりです。

うまくいかなかったときに、つらかったり苦しかったりするにもかかわらず、いつまでも自分を責めてしまっていませんか。

そもそもなぜ、とことん自分を責めてしまう人とそれほどでもない人がいるのでしょうか。

自分を責めるというのは、その事柄について自分には責任があると考えている場合です。

自分にはあきらかに責任のないこと（たとえばお天気）について自分を責める人はいないはずです。

では自分を必要以上に責めないためには、どうしたらいいのでしょうか。

それはものごとには「自分だけでできること」と「自分だけではできないこと」があるということをしっかり区別することです。

たとえば「友人を遊びに誘う」のは自分にできることですが、「友人と一緒に遊びに行く」ことは、相手の都合次第です。

そう考えると相手の都合については自分を責めることではないとわかるはずです。 

自分のできることの範囲はどこまでなのか、きちんと見極めることが「自分を必要以上に責めない」ための第一歩です。