カウンセラーの大西さおりです。

子どもが欲しいものを親に買ってもらおうとする時に口にするのが「みんな持っているから、自分にも買って！」というセリフです。

実際には、みんなといっても数人だけ･･･というところですよね。

でも私たち大人もこの“みんな”を使っていませんか？

「みんなも大変なんだから、自分も頑張らないと･･･」

「みんなに認めてもらわなければ」

「みんなに変だと思われないだろうか」

「みんなと同じだから大丈夫」

こうした“みんな”って誰でしょうか？

会社のみんな、学校のみんな、世間のみんな・・・。

あなたが言う“みんな”って、本当は誰のことなのでしょうか？

“みんな”とは、自分の中にある思い込みにすぎないのではないでしょうか。

「～あるべき」「～しなければ」

そんな思い込みが“みんな”というありもしない姿になって、自分を安心させたり苦しめたりしているように感じます。

「みんなが･･･」と言う前に、それは本当は何者なのか、時には立ち止まって考えてみることも必要です。