カウンセラーの大西さおりです。

いまより上を目指したり、もっと多くを望むということは一般的には「良いこと」とされています。

もっとよくなろう、もっと頑張ろう、もっと、もっと…。

そういう気持ちがあることで、進歩があったり努力することができたり向上心を持つことができるのです。

でも、そこに「満足」というゴールがなかったとしたらどうでしょう？

もっと頑張らなくては、もっと手に入れなくては、もっと、もっと…。

こうなると「もっと」は苦しさのもとでしかありません。

頑張っているのに、それがもとで自分を苦しくさせているなんておかしいですよね。

もっと…と思ったときに、立ち止まって考えてみることもときには必要です。

自分が求めているのは本当はなんだったのか？

（それは本当に欲しいものなの？）

それは本当に自分が求めているものなのか？

（だれかと比べたり、みんなが手にしているから…なんて思ってない？）

自分にとってのゴールはどこなのか？

（もう十分なんじゃない？）

「満足する」ということは「自分を知る」ということなのかもしれません。