カウンセラーの大西さおりです。

昨日はカラスが人の視線を気にするお話でした。

おなじように人間も他人の視線が気になってしまうことがあります。

「どう思われているだろう？」

「こんなことをしたら変に思われるのではないか？」

そう考えるとますます気になって、気分が悪くなったり何もできなくなってしまったり。

そんな経験はありませんか？

多くの場合は自分でも気にしすぎで、実際には周囲の人はそんなに気にしているわけではない…と頭では分かっているのです。

でも、自分がどう見えているか気になってしまう…。

よく言われることの一つです。

この場合の“視線が気になる”というのは、いったい誰の視線なのか？

よくよく聞いてみると、本当に他人が見ている視線というわけではないようです。

こんな自分を周囲の人はどう見ているのだろうか？という“自分を見ている自分の視線”を気にしているのではないでしょうか。

言い換えれば“自分が作った想像上の他人の視線”を気にしているとも言えるでしょう。

つまり他人を気にしているようで、実は自分自身を気にしているのです。

自分からちょっと意識を離してみることで、他人の視線を気にしすぎることもなくなるかもしれません。