カウンセラーの大西さおりです。

なにか問題に出会ったとき、なんとかしようとするけれど上手くいかない。

それどころか、なぜかより状況は悪くなってしまう…。

そんなときは、もしかしたらその問題はあなたのものではないから…かもしれません。

その問題を抱えているのはだれか？

普段そんなことは考えていないかもしれません。

けれど自分の問題なのか、他人の問題なのかで対応の仕方が変わってきます。

自分の問題とは、自分（の考え方や感じ方）が変わることで解決できるもの。

　例　友達からメールの返事が来なくて予定がたてられず困っている

　　　家族が大きな音でテレビを見ていてうるさい

他人の問題とは、自分が変わっても解決できそうにないもの。

　例　友達が仕事がうまくいかず落ち込んでいる

　　　子どもがいじめられたといって泣いている

どうでしょうか？

自分の問題であっても、相手の行動が間違っていると受け止めてしまうと自分の問題であることに気づかないこともあります。

また相手の問題であっても、（とくに自分の大切な人が問題を抱えていると）自分のことのようにつらく感じてしまうことで、相手の問題と気づきにくいこともあります。

その問題は自分のものか、それとも相手のものかをしっかり見分けることが必要です。