カウンセラーの大西さおりです。

今の時代は、とても多くの情報があふれています。

スマホやパソコンでちょっと調べるだけで、どんな知識も手に入ります。

他の人の経験したことや感想も、(それが知らない人であっても)知ることができます。

知識だけはたくさんあって、ついつい頭でっかちになってしまいがちです。

そうはいっても、「知っていること」と「体験したこと」は違います。

どんなに水泳に関する本を読んだり経験談を聞いたとしても、実際に「泳いだ」ということにはならないのと同じです。

水の冷たさや、身体に感じる水の抵抗・水圧といったことは体験できません。

誤って水を飲んでしまった苦しさや、息継ぎが出来たときの感覚、地上とは違う水の中での身体の軽さ…。

実際に「泳いだ」ことで、感じることができるのです。

日常の生活でも、同じことがいえるのではないでしょうか。

実際にやってみること、相手と会って交流することでこそ感じられることがあります。

「体験してみること」

それが積み重なって、自分の一部になっていくのだと思います。