カウンセラーの大西さおりです。

三月から四月にかけては多くの人にとって変化の時です。

卒業や進学、就職で環境が変わる人。

引越し、転勤で見知らぬ土地での生活が始まる人。

転職や異動、昇進で新しい人間関係が始まる人。

希望とともに不安もいっぱいなのかもしれません。

新しい状況に直面して不安を感じるのは、人間の反応としては当たり前のこと。

もしまったく不安も感じずに未知の世界を進んでいったら、どんな恐ろしい目にあうかもしれないからです。

不安を感じるからこそ、いろいろな場面を想定して準備することもできます。

そう考えると、不安になることも必要なのですね。

とはいえ、不安になるあまりあれこれ心配しすぎるようでは困ります。

不安だからといって、おそれすぎているとなにも行動を起こせなくなってしまうからです。

どんなに準備しても、すべての不安材料を取り除くことは不可能です。

必要以上に不安に思わず、なにか起きたらそのときにできることをする。

ひとつずつ進んでいけばいいのです。