カウンセラーの大西さおりです。

「千里の道も一歩から」ということわざがあります。

これは、千里という遠い道のりを行く場合でもまずは一歩踏み出すところから始まる、という意味です。

どんな大きな事業でも身近なところから始めるという“たとえ”として使われています。

どんなことでもいきなり達成できるものではなく、着実にひとつずつおこなっていかなくてはならない…。

わかってはいても、じつは難しいことです。

カウンセリングの場でクライアントさんが自分について語るなかで、よく聞くことばがあります。

それは「この程度では全然ダメです」というものです。

自分を変えていこうと決心して取り組んでおられるにもかかわらず、です。

おそらくこうしたクライアントさんの目には、「千里に届いていない」ことばかりが映っているのでしょう。

でも、千里に届いていない＝ゼロではありませんよね。

いまの一歩一歩が、いつか必ず千里に届く日はやってきます。

そのときまで、着実に進み続けるしかないのです。

たかが一歩、されど一歩です。