カウンセラーの大西さおりです。

「いいかげん」というと、たいていは悪い意味で使われる言葉だと思います。

ちゃんとしていない、あいまいだ、どっちつかずだ…。

そんな悪いイメージが一般的です。

では、「いいかげんではない」というのは？

いいかげんの逆だとすれば、ちゃんとしている、白黒はっきりしている、きっちりしている…というようなことになるのでしょうか。

多くの場合これらは良いことだとされていますが、行き過ぎてしまうと窮屈になったり余裕がなくなったりと、私たちを苦しめる原因になってしまいます。

そもそも世の中の多くのことはきっちり分類できたり、白か黒かにはっきりとわかれているわけではありません。

それなのに「いいかげん」であることを認めないということのほうが不自然です。

良い意味で「いいかげん」であるということは、物事をありのままに受け入れられるということなのではないでしょうか。

日頃からストレスを感じやすいという人は、ちょっと肩の力をぬいて「いいかげん」になってみてもいいかもしれませんよ。