カウンセラーの大西さおりです。

８月になると、戦争や平和について考えさせられる機会が増えてきます。

実際に戦争を体験された人々の話を耳にするたびに、平和のありがたさを実感します。

戦争という非日常のなかでは、ときに人間らしさを否定されるようなことが平気で行われたりします。

その結果、肉体だけでなく精神も傷つけられてしまい、今にいたるまで長い間ずっと苦しみ続けている人もたくさんいます。

生命が脅かされるような生活が続くなかでは、つらいことや苦しいことを声に出すことさえできない状況だったのでしょう。

自分の感情を押し殺さなければ、とても生き延びられなかったのかもしれません。

今の私たちにはどんなにつらかったり苦しかったりしても、それを口に出すことはできます。

カウンセリングという場を提供できるのも、クライアントさんと一緒に問題にじっくり向き合うことができるのも、それは今が平和だからこそなのでしょう。

平和の大切さをあらためて感じるこの季節です。