カウンセラーの大西さおりです。

ラグビーワールドカップの開幕が近づいているということで、もうひとつラグビーで有名な言葉です。

それは「ノーサイド」の精神です。

もしかしたらこちらのほうが有名なのかもしれません。

ノーサイドとは、ラグビーの試合終了のこと。

試合が終われば、勝った側(サイド)も負けた側もないという意味だそうです。

(今では正式に試合終了を表す用語は「フルタイム」とされているそうですが)

ラグビーというスポーツは一見してわかるように、とても接触プレーが多い競技です。

当然、試合中には痛い思いをしたりけがをしたりが付き物です。

それなのにラグビーでは乱闘になったりすることはおろか、言い争ったりするシーンもありません。

なぜでしょうか。

試合終了(ノーサイド)の笛が鳴ったら、それまでどんなに荒っぽいプレーをしていたとしても互いに今までのことは忘れて握手をし健闘を称えあいます。

ラグビーでは、相手がわざとけがをさせようなどと悪いことをする人はいないと「信じる」ことがプレーの前提になっているといいます。

だからこそ同じフィールドで戦った仲間として、相手をリスペクトして尊重する。

これがノーサイド精神なのです。