カウンセラーの大西さおりです。

私たちが自分について考えるときに目を向ける要素は大きく分けると「気持ち」と「考え」と「行動」ではないでしょうか。
「気持ち」と「考え」と「行動」、この３つはそれぞれが関係しあっています。

たとえば、遊びにいこうと予定していた休日。
その朝起きて目覚めたときに大雨が降っていたら、あなたはどうしますか。

雨では予定はだいなしだ、と「考える」と悲しい「気分」になって、出かけるのはやめてしまう(「行動」)かもしれません。
でもせっかくの休日をムダにしたくないと「考え」て、部屋の模様替えをしてみたら(「行動」)すっかり楽しい「気持ち」になった…。
こんな経験は誰でもあるでしょう。
こうした例でわかるように、「気分」は「考え」や「行動」に左右されます。
気持ちを切り替えるには、「考え」方を変えるか、「行動」を変えるか、なのです。

よくアスリートの人が用いるルーティンというのも、自分の気持ちをコントロールするための「行動」だといえます。
「気分」を変える必要がある場面で日頃から自分なりのルーティンを用意しておくと、気持ちのコントロールが楽になるかもしれません。