カウンセラーの大西さおりです。

成人の日になると、もうずっと昔に成人になったはずなのに「おとなってなんなんだろう？」とつい考えてしまいます。

私だけでなく、自分は「おとな」になっているのかどうかいまいち自信が持てない…という人もいるのではないでしょうか。

そもそも「おとな」の定義というのがはっきりしていません。

二十歳になったとか、お金を稼ぐようになったとか、自立しているとか、目に見えることだけを指すわけではないからです。

そんな「おとな」の条件のひとつに、「自分自身をコントロールできること」があるのだと思います。

生まれたばかりの子どもは、自分の欲求しかありません。

そこから次第に成長していくなかで、今度はルールを身につけていきます。

でもこれは外からあたえられたものさしです。

自分の「～したい(欲求)」と「～べき」を、その場に応じてうまく使い分けていくことができる。

それが自分をコントロールできる「おとな」なのではないかと思うのです。