カウンセラーの大西さおりです。

「過去は変えられないけれど、未来は変えられる」

カウンセリングではよく聞かれる言葉です。

「覆水盆に返らず」という言葉があるように、すでに起こってしまったことはどうやっても変えることはできません。

そこにいつまでもとらわれていても、結局はなにも変わらないまま…という意味なのだと思います。

ただし、過去の「意味」は変えることができます。

たとえばなにか失敗したことがあったとき。

その出来事を「失敗した」とだけとらえていたら、それは変えようのないことです。

そこからなにかを「学んだ」という経験に注目することができたなら、それはもう「失敗」とはいえなくなるからです。

自分のなかで過去の出来事の「意味」を変えることができるかどうか、なのではないでしょうか？