カウンセラーの大西さおりです。

わたしは昔からかなり優柔不断な性格で、なにかを決めることなどは本当に苦手です。

決めなければならないと思えば思うほど、ますます焦ってどうしたらいいのかわからなくなってしまう…

その結果、最後は「どうでもいいや」となげやりになってしまうことばかりです。

今になってかつてのそんな自分を振り返ってみると、ちょっとわかってきたことがあります。

それは自分が「正解を選ばなくてはならない」と思っていたのだということです。

テストの答えをもとめるのなら、確かに正解がありそれを選ばなくてはなりません。

でも現実の世界のなかでかならずこれが「正解」だといえるものなど、それほど多くはありません。

見方をちょっと変えるだけでも、正解はその都度変わってしまうものです。

ありもしない「正解」を選ぼうとしていたから、なにも決められなかったのです。

「答えはひとつではない」、それがわかった今はちょっと楽になった気がします。