カウンセラーの大西さおりです。

７月に入って梅雨らしいお天気が続いています。

近年では台風シーズンに入る前のこの季節も災害が起こりやすくなっています。

よく「これまでにない～」などと表現されるように、過去に経験のないようなことが現実に起きてしまうことで被害がより大きくなってしまいます。

私たちのこころのなかには、無意識のうちに嫌なことや起きてほしくないことを避けようとする働きがあります。

「これまでもそんなことはなかったから」

「きっと今度も大丈夫なはず」

そう考えることで不安や恐怖から逃れようとしているのです。

けれど実際に災害が起きるときには、こうしたこころを守るための働きが逆効果になってしまいます。

あらかじめそうしたこころの働きがあることを知っておくことは、現実に自分や大切な人の身を守るための行動の第一歩になるはずです。