カウンセラーの大西さおりです。

自分は「あがり症」や「ひとみしり」だと感じている人は意外と多いようです。

日常生活のなかでも、不安や緊張に向き合わなくてはならない場面は誰にでもあるものです。

そもそも人間にとって不安や緊張というのは当たり前の反応です。

もし不安や緊張をまったく感じなかったとしたら、私たちの祖先は危険を前にあっという間に滅んでしまっていたはずです。

また適度な緊張感があった方がスポーツ選手などはよい結果を残せるというデータもあります。

不安や緊張は必ずしも悪いものではないのです。

問題は不安や緊張が「よくないこと」だと思いこんでしまうことです。

誰にでも起こるはずの不安や緊張を、「緊張してはいけない」「緊張している自分はおかしい、隠さなければ」と思ってしまうことでますます不安や緊張は高まってしまいます。

自分自身を知ることで、不安や緊張とうまく付き合っていけるようになるかもしれません。