カウンセラーの大西さおりです。

「男らしい」といえば、多くの場合に褒め言葉として用いられます。

ところが最近「有害な男らしさ」という言葉が聞かれるようになりました。

「有害な男らしさ」とは、男はこうあるべきという決めつけにとらわれることで、男性が自分自身や他者にさまざまな生きづらさをもたらすことから生まれた言葉です。

たとえば「男らしさ＝強い」とされているなかで、自分の弱さや苦しみを認めることができずにいる男性は多いのではないでしょうか。

自覚はしていても、そうした姿が周囲から「男らしくない」と否定されることをおそれて強がってしまっているかもしれません。

その結果、誰にも助けを求めることもできず孤立してしまったり心身にダメージを負ってしまう危険があるのです。

「男らしさ」というジェンダーバイアスは

生まれ持ったものではなく、社会のなかで刷り込まれていくものです。

男性のみなさん、もうそろそろ「有害な男らしさ」を手放してみませんか？