カウンセラーの大西さおりです。

わたしたちが社会のなかでよりよく生きていくには、ルールを守ることが必要になってきます。
きちんと挨拶をしなさいとか、人には親切にしなさいとか、自分勝手な行動はよくない…など教わってきたはずです。
小さな頃からわたしたちはそうしたルールを身につけて、大人になっていくのです。

ところがルールを守ることはたしかに大切なことではあるのですが、それが行き過ぎると今度は生きづらさにつながってしまいます。
どこまでが“行き過ぎている”のかというのは難しいところではあるのですが、見分けるポイントになる言葉があります。
「いつも」「かならず」「絶対」「みんな」などといった言葉があるときは要注意です。
現実には「いつも、かならず、絶対、みんな」などといったことは起こり得ないからです。
もしこうした言葉が自分の行動や考えに入り込んでいるとしたら、それが生きづらさのもとなのかもしれません。