カウンセラーの大西さおりです。

わたしたちが求める欲求には段階があるといわれています。
まずは食欲や睡眠欲などの生きていくための本能ともいえるものです。
さらに安心で安全な生活ができることへの欲求です。
ここまでが満たされていてはじめて、さらなる欲求が生まれるのです。

家族や友人や所属する集団(学校や会社など)から受け入れられたいという欲求。
周りの人たちから認められたいという欲求。
そして最後に自分らしく生きていきたいという欲求があります。
災害や戦争などで命の危険にさらされているようなときには、安心安全な生活など望めません。
毎日ちゃんと食べることができるだろうか？
今日も命があるかどうか？
一日を無事に過ごすことができるかどうか、
そんなことを考えて毎日を生きなくてはならないとしたら、とてもそれ以上のことは考えられなくなります。
平和な生活の大切さは、そんなところからも実感できます。