カウンセラーの大西さおりです。

先日名古屋で数年振りにコスプレの世界大会が行われたというニュースがありました。
すっかりおなじみになったコスプレですが、じつはわたしたちは普段からコスプレに近いことをしているのです。

たとえばみなさんは遊びに行くときと仕事に行くときには服装やメイクも変えているはずです。
それは、「その場にあったキャラとしての自分」らしくあろうとしているからです。
親らしく、学生らしく、会社員らしく、スポーツ選手らしく…。
服装だけではなく、態度や言葉づかいや口調なども「～らしく」変化していることにも気づくかもしれません。
わたしたちはいくつかの自分をうまく使い分けて生活しています。
「なりたい自分」も、その役割を演じているうちに自分自身のものになっていくのかもしれません。