カウンセラーの大西さおりです。

いよいよ今年もあとわずかとなりました。
今年は寅年でした。
虎を使ったことわざはいくつかありますが、
「虎の威を借る狐」もその一つです。
「虎の威を借る狐」とは“権勢のある人の威光を借りて他人に威張ったり、虚勢を張る人のことを批判的に言ったり、中身のない人だと批判する意図のもとに比喩として使う”ものだとあります。

この狐は自分のことを大きく見せようとして他人を利用している人、ともいえます。
自分を認めてほしいというのは、人間としてあたりまえの欲求です。
でも「自分を大きく見せたい(そんな自分を賞賛してほしい)」というのは「ありのままの自分」をそのまま認めてもらうこととは違います。
もしかして自信のなさが自分を大きく見せたいことにつながっているとしたら、まずは自分が自分を認めることが先なのではないでしょうか。
虎の威を必要としない狐の方が生きやすいはずです。