カウンセラーの大西さおりです。

いつも陥ってしまう「イヤな感情」はないでしょうか。

そんなイヤな感情とうまく付き合うためには、どうしたらいいのでしょうか。

まずはそのイヤな感情にきちんと向き合うことです。

イヤな感情とは何なのか。

じつは無力感や淋しさだったというように、イヤな感情の正体を見きわめることが必要です。

ここで注意が必要なのは、怒りを他の感情の代わりに使っている場合です。

本来の感情を表現することができなかった場合など、怒りはその本来の感情の代理としてとても使い勝手がいいのです。

怒りだと思っていたけれど、じつは別の感情だったというのはよくあることです。

イヤな感情がなにかということがわかったら、その感情をまずは認めてあげてください。

「本当は淋しかったんだ」などのように自分の感情を否定しないで受け止める。

やがてその感情のうしろにある、自分なりの考え方が見えてくるはずです。

自分の感情の背景を理解することは、ひいては自分自身への理解も深まることにつながります。