カウンセラーの大西さおりです。

理想と現実との差に苦しんでいるという人は少なくありません。

どんな人でも理想と現実とのギャップは存在しているはずです。

つまり自分が思い描いている理想がそのまま現実となっている、という人はほとんどいないのかもしれません。

ではその理想と現実とのギャップは、どう処理していったらいいのでしょうか。

ひとつは現実を理想に近づけるために努力する、という方法です。

これは多くの人がすでに取り入れているのではないでしょうか。

理想がモチベーションとなって努力につながる、というのはうまくいっている限りはとても良い状況だともいえます。

ただし、努力すればかならず理想の通りになることばかりではありません。

ギャップに苦しんでいるのはこうした場合です。

もうひとつの方法は理想自体を見直してみることです。

まずはもう少し実現可能なレベルに理想を近づけてみる。

理想が「〜でなければならない」や「〜であるべき」にとらわれているのであれば、少しだけゆるめてみる。

理想は自分自身を苦しめるためにあるはずではないことを思い出してみてください。