カウンセラーの大西さおりです。

自分の声にちゃんと耳を傾けて聞いてもらえる子どもは、自分の気持や意見を素直に表現できるようになります。

逆に自分の思いをちゃんと聞いてもらえなかったり頭ごなしに押さえつけられたりした子どもは、自分の気持ちや意見を表現できないばかりか感じることや考えることを止めてしまいます。

でもこれは子どもだけでなく、おとなにとっても同じことなのです。

いつも言いたいことを言えずにいたり、自分さえ我慢すればいいと自分を抑えてしまったりしていないでしょうか。

でも今は子どものときとは違って、大人の自分にはできることがあります。

それは自分自身の声に耳を傾けてあげることです。

これまで声を上げることをあきらめていたこころは、なかなか本心を出そうとはしないかもしれません。

それでもゆっくり時間をかけて自分自身をケアしてあげることができれば、素直なこころはかならず声を出してくれるはずです。