カウンセラーの大西さおりです。

夏になったと感じることのひとつが、あちこちでセミの鳴き声を耳にするようになっています。

あの鳴き声を聞くといよいよ夏本番という感じがします。

うるさいとか暑苦しいとか感じることもありますが、夏の間セミたちが短い人生を謳歌していると思えばそれもまた趣深いものです。

…と思っていたのですが、実際にはセミの一生は意外と長いのだそうです。

たしかにセミは夏になると地上に出てきて活動を始めますが、7日ほどで寿命を迎えます。

けれど地上に出てくるまで、幼虫の間は数年から7年ほどをずっと地中で暮らしているのです。

セミといえばただただ騒がしい（？）というイメージでしたが、ずっと長い間下積み生活の末の晴れのステージだと思うとちょっと応援したい気持ちにもなります。

「人は見かけによらない」という言葉がありますが、外から見えている面はその人のほんの一部分でしかないのです。

その一部分だけで勝手にその人を理解したつもりになっていないか、セミの一生を考えるとちょっと反省させられます。