カウンセラーの大西さおりです。

見えない箱の中身を手探りで当てるゲームがあります。

周りの人からは中身が見えているのですが、参加者にはいったいなにが入っているのかわからないために大騒ぎになります。

なんということはないようなものでも、中身がわからないとどんどん不安になるのです。

人の悩みというのも、その正体が「わからない」ことで苦しくなっていることが多いものです。

正体がわからないものにはなるべく触れたくないと思うもの。

でもだからといってそのままにしておいては、いつまでも苦しさは消えません。

カウンセリングとは、まずはカウンセラーとともにその苦しさをじっくり観察して正体を見極めていくことから始まります。

苦しさの正体がわかれば、不安や怖さは少しずつ減っていきます。

そうすれば余裕を持って解決策も探せるはずです。

「わからない」ことを恐れているのなら、勇気を出して正体を見極めてやりましょう。