カウンセラーの大西さおりです。

「カウンセラーは悩んだりしないんですか？」

よく聞かれることのひとつです。

残念ながら、私たちカウンセラーも悩んだり落ち込んだり怒ったりはします。

だって、にんげんだもの。

ただしそういった感情を引きずったりするようなことは、少ないのではないかと思います。

なぜでしょうか。

ひとつは、無気力になりやすい・怒りを感じやすいなどといった、自分自身の“感情のパターン”がわかっているから。

「あぁ、この気持ちはいつもの～だ」と自覚しやすくなっているのです。

もうひとつは、自分の“考え方のパターン”がわかっているから。

ゼロか１００かといった考え方をしやすいから、ちょっとの失敗で落ち込んでしまう。

なんでも自分のせいだと思い込みやすいから、他人の不機嫌に過剰に反応してしまう。

こうした傾向がわかっていれば、「いや、そうじゃないよ」と自分自身にアドバイスしてあげることができるからです。

要は、自分自身を知っているということになるのでしょうか。

これはなにもカウンセラーでなくてもできることです。

まずは自分を見つめること。

誰にでもできますよ。