カウンセラーの大西さおりです。

わたしたちは当たり前のように、世界は誰にも同じように見えているはずだと思っています。
もし同じ景色を前にしていても、人によって見えているものが違うとしたらどうでしょうか？

いきなりありえない話…と思うかもしれません。
実は動物の多くは、人間とはものの見えかたが違うのだといわれています。
(ペットを飼っている人にはご存じの方もいるかもしれません)
同じ景色を見ているつもりでいても、ペットはわたしたちには見えないものを見ていたり、逆にわたしたちが見えているものが見えなかったりしている可能性もあるのです。

人間同士なら同じ景色を見ることができる…はずなのですが、その“受けとり方”となるとまた話は別です。
人間関係のトラブルの多くは、ちょっとした考え方の違いや受けとり方によるものだといわれています。
自分が感じたり考えたりすることが他人と同じかどうか、意識することは少ないかもしれません。
「もしかしたら、相手の受けとり方は自分とは違うのかもしれない」
頭の片隅にいつもとどめておきたい言葉です。