カウンセラーの大西さおりです。

他人の気持ちには敏感な人でも、案外自分自身の気持ちに対しては無関心なことがあります。

つらい、悲しい、苦しい…そんな気持ちに向き合うことは、ときとして大きな負担となってしまいます。

「なかったこと」にしてしまうことで、自分のこころを守ろうとしているのかもしれません。

とはいっても、見ないふりをしていてもその感情がなくなるわけではありません。

どんどんこころの奥底にたまったドロドロは、いつか怒りやうらみといった感情となって爆発してしまうことも…。

そんなネガティブな感情をはきだす方法のひとつが感情を「書き出す」ことです。

書くことのメリットは、そのことについて意識を向けることができるということだけでなく、自分が書いたものを目で見て確認することができるということでもあります。

感情を書き出すことで、きちんと自分自身の感情と向き合うことができるのです。