こんにちは。

カウンセラーの和田直子です＾＾

大人であれば、自分のことは自分でするというのは誰でも出来ることですね。

ただそれは身支度や部屋を整えたりといった外見に関してです。

精神面に関して自分の事を自分ですると考える人はもちろん沢山いますが

一人ではどうにもならないという場合も多かったりします。

男女問わず依存的な考え方にある場合、

自分の問題を誰かに解決してもらおうと無意識的に考えていることがあったりします。

最近よく目にするようになったのは、自分の機嫌は自分で取るという言葉です。

自分がどんな感情を抱えていても、これは自分自身の問題であり

自分で自分の機嫌をいい方向に向かえるように努めるという意味だと思います。

依存的な考え方を持っていると、イライラさせる相手が悪いとか

逆に相手をイライラさせてしまった自分が悪いと

どちらも相手の領域に踏み込んだ考え方が特徴的だったりします。

相手が出来ていないことを見て自分が不快に思った場合

それを直してほしいと考えが浮かびます。

嫌な事を嫌だと伝えることは大切なことではありますが、

相手に直してほしいと思う背景には、相手を変えよう、変わってくれ、という意図がどこかにあったりします。

それが繰り返されていく内に、イライラさせる相手が悪いという思考になってしまうのです。

ただ嫌だ、不快だ、と感じて伝えることと

だから直してというのは全く違った意図であるからです。

自分が嫌だと伝えたのなら、それを直すかどうかは相手の課題となってきます。

自分の課題に相手が踏み込んではいけないですし

相手の課題に自分が踏み込んでもいけない

見えない境界線は難しいものです。

けれど、その境界線こそが、お互いを守っていくことができるのです。

自分の問題は自分で

相手の問題は相手が解決をしていく

境界線は人それぞれですし、親しさによっても変わってくるものです。

それを自分自身が知っていくこともまた大切なことだったりするのです。